トラウマ級のエンディング…映画版『昼顔』衝撃のネタバレ

2014年、ドロドロとした不倫ドラマとして大人気になった「昼顔」、2017年には映画にもなり衝撃的なエンディングでした。今回はそんな昼顔人気の秘密について調べてみました。

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昼顔とは

「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」は全放送回の加重平均視聴率は13.9%、第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で脚本賞などを受賞した他、2014年新語・流行語大賞の候補50語に「昼顔」がノミネートされたほどの人気がありました。昼顔 キャストも豪華で女優の上戸彩(笹本紗和)や吉瀬美智子(滝川 利佳子)、インディード CMでも有名な斎藤工(北野 裕一郎)、北村一輝(加藤 修)と当時大人気の女優・俳優が集結していたのも印象的な作品です。

あらすじ

平凡に暮らす主婦笹本紗和はパート先のスーパーで起きた車上荒らしをきっかけに滝川利佳子と知り合うことになります。利佳子は裕福な夫・2人の娘と不自由ない暮らしをしながら遊び感覚で不倫を楽しんでいました。その後、車上荒らしの犯人で高校教師、北野裕一郎と出会い、裕一郎には妻がいましたが、お互いに惹かれ合ってしまう紗和と裕一郎。一方の利佳子も画家の加藤修に遊び以上の想いを抱きはじめてしまい、順調だった家庭内に亀裂が・・・。利佳子の影響は受けないよう葛藤しながらも裕一郎と不倫関係におちてしまう紗和は次第に本気の恋愛へと発展していってしまいます。

なぜ「昼顔」は支持されたのか

昼顔 キャストが豪華だったのもあると思いますが、支持されたのは不倫というテーマが女性層に受けたのが大きかったようです。非日常的な不倫もドラマの中なら共感して見ることができたようで、視聴者も30代後半から60代前半の女性が大半でした。不倫されて当たり前のようなダメな夫ばかり出てくるので、妻たちの気持ちに多くの女性たちが共感し、タブーである不倫のスリル満点の恋愛模様にハマる視聴者も多かったようです。

ドラマでの最終回

ドラマでの最終的な結末は紗和は離婚し、北野先生は奥さんと元に戻り、利佳子は画家と別れ家庭に戻るという形で終わりました。ハッピーエンドでもバットエンドでもないというなんともモヤっとする終わり方で世間からの反応は様々で不完全燃焼という意見が最も多かったようです。

映画「昼顔」

モヤっとする最終回から3年の2017年、あのドロドロの昼顔が映画で帰ってきました。ドラマの最終回から3年後の設定で始まり、3年前の約束から一度も会っていない2人が偶然にも出会ってしまいます。

映画「昼顔」始まり

始まりは最終回から3年後、全てを失った紗和は知り合いのいない三浜という小さな町で静かに暮らしていました。ある日、蛍に関する講演に北野が講師として訪れることを知り、紗和は押さえきれず講演会にこっそり参加しますが、前に座った子供が手を挙げて質問したため北野に姿を見られてしまいます。2人はついに再会してしまい、2人は森での密会を重ねるようになるのですが、一方で罪悪感にも駆られ、ある日紗和は北野に会うのはこれきりにしようと持ち掛けました。北野も同意し紗和を駅まで送りますが、そこには北野の妻が待ち伏せており、2人を問い詰めるのです。激しく問い詰められた紗和は逃げ出し、北野は紗和を追い、北野の妻は1人残され悔しさと悲しみで涙します。

映画「昼顔」中盤

数か月後、紗和と北野は同棲していましたが、三浜は小さな町だったため2人の不倫の噂はすぐに広がってしまいます。バイト先のオーナーは噂を気にせず接してくれていたため心を許していた紗和は不倫の話が事実ということを告白。北野は紗和に離婚したと伝え籍を入れることを伝えますが、実は北野は妻の暮らすマンションに通っていました。紗和は嫉妬に駆られ、北野のことが信じられないと涙します。その後、バイト先へ不倫のことが広まりオーナーが自分で広めたことを紗和に告白。オーナーはかつて妻に不倫された過去があり、不倫する者が身勝手で許せないと思っていました。

映画「昼顔」終盤・ラスト

ある夜、紗和は籍を入れてくれない北野と喧嘩します。翌日、北野の妻に会いに行った紗和は北野が妻の元に通う理由を知ってしまいますが、北野の妻は北野と紗和の入籍を認めてくれるのでした。その後、離婚手続きのため妻と会い、離婚届の記入も終わり三浜への帰り道、北野を妻が送ってくれるのですが、その途中離婚することへの悲しみや未練から運転が荒くなり谷底に転落してしまいます。紗和が警察から連絡を受け駆けつけるとそこには息を引き取った北野の姿がありました。遺品の中には婚約指輪を購入したレシートがあり紗和は泣き崩れます。絶望する紗和は命を断とうとしますが、投げ出そうとしたその瞬間に蛍が左薬指にとまりそれを見た紗和は生きることを選択しました。

まとめ

いかがだったでしょうか?ドロドロの昼顔、タブーと分かっていてもハマり込んでしまった結末は衝撃的なものでした。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。