【評判】亀梨和也主演『事故物件』の映画がひどい?怖くないって本当?

ホラー映画といえば猟奇殺人犯に怯えたり、心霊現象に怯える、と言うことが定番ですよね。

そんなホラー映画に一石を投じたのが2020年に公開された亀梨和也さん主演『事故物件 恐い間取り』です。「事故物件住みます芸人」の松原タニシ著の『事故物件怪談 恐い間取り』が原作のこの映画は賛否両論を巻き起こしました。

事故物件といえば、大島てる 事故物件 マップが有名ですが、松原タニシさんは実際に事故物件に住み、その恐怖体験を本に記しています。そしてその本を原作に作られた映画が今回紹介する『事故物件 恐い間取り』です。

恐怖要素満載な気がしてしまいますが、評判を見ていると怖くない、と言うものが多く寄せられていました。

そこで今回は事故物件の映画『事故物件 恐い間取り』が怖くない、ひどいと言われる理由を調査、まとめていきます!

Contents

『事故物件 恐い間取り』について

『事故物件 怖い間取り』映画概要まとめ

製作:2020年日本

日本公開日:2020年8月28日

上映時間:1時間51分

簡単なあらすじ

売れないお笑い芸人である山野ヤマメは、相方の中井からコンビ解消を突きつけられます。中井は構成作家としてこれからの人生を歩み始めますが、ヤマメはそうもいかず、は途方に暮れます。

ある日、中井は「事故物件に住む」という企画を提案。採用され、元相方であるヤマメがその企画を任せることになりした。

霊感ゼロのヤマメは、恐怖を感じつつも、芸人としての生き残りをかけて、「事故物件住みます芸人」として企画をスタートさせました。

一方、ヤマメのファンであり、テレビ局でメイクアップを担当している小坂梓には霊感がありました。ヤマメが行う企画を聞いた梓は、ヤマメの心配をしますが、ヤマメは企画に参加。

その後奇妙な心霊体験をしていきます。

スタッフ

監督:中田秀夫

脚本:ブラジリィー・アン・山田

原作:松原タニシ『事故物件怪談 恐い間取り』

製作:秋田周平

製作総指揮:吉田繁暁

出演者

山野ヤマメ:亀梨和也

ヤマメの幼少期:鴇田蒼太郎

小坂梓:奈緒

中井大佐:瀬戸康史

横水純子:江口のりこ

『事故物件 恐い間取り』に対する評価

公開当時映画館で鑑賞した筆者の感想と、ネットに挙げられていた感想を要約していきます。

ホラーではなくコメディー映画

ホラー映画として観ると、ひどい映画と言わざるを得ませんでした。

とにかく怖くなく、コメディー映画としての要素が非常に強いと感じました。

原作を映像化するのが難しかった?

そもそも原作である『事故物件怪談 恐い間取り』は、オカルトに鈍感な松原タニシさんが執筆しているため、「よくよく考えれば怖いよね」という文章構成となっています。

その為、脚本家と監督が恐怖ポイントを作っていかないといけないのですが、そのホラーポイント作りに大失敗してしまっていた印象を受けました。

脚本家や監督によって生み出されたホラー描写が、ことごとくコメディー化してしまっていました。

映画館では笑い声も

雰囲気が良いと思える部分もありますが、後半に進むにつれて、シリアスになるどころかコメディー要素が強くなっていきました。

そのため、映画館では堪えきれず笑ってしまう方もチラホラ…。ホラー映画としては失敗してしまったと言わざるを得ない状況でした。

ホラー映画が苦手な方向け

ホラー映画を何本も見たことがある方にとって、本作はただのコメディー映画との烙印を押されてしまいます。一方で、ホラー映画が苦手な方にとっては十分怖い作品です。

幽霊がぼんやりと不気味に登場するのではなく、はっきりと登場するので、それほど怖くないと思います。

恋愛要素もあり、その点もおすすめ

本作は、亀梨和也さんと奈緒さんの恋愛要素も組み込まれており(原作に存在しませんが)、がっつりホラー映画というわけでもありません。

その点からもホラー映画が苦手な方でも、ある程度、楽しんで鑑賞できる作品といえます。

最後に

今回は2020年に公開された事故物件を題材にした映画、『事故物件 恐い間取り』について、紹介してきました。

ホラー映画としての評価は今ひとつですが、亀梨和也さんや奈緒さんの演技はしっかりとしたものであり、そういった点では十分に楽しむことができます。

春の行楽シーズン、長期移動もあるかと思いますので、ぜひ試聴してみてはいかがでしょうか。