2002年に冬のソナタが日本でも放送されて以来「韓流」ブームが20年以上続いています。
近年ではBTSなどの韓国 アイドルが世界を席巻し、日本でもインスタ ストーリー 韓国語での投稿が多く見られます。
この韓国 アイドルはパフォーマンス、ビジュアルともにレベルが高いことでも知られていますが、国策としてアイドルなどのエンタメに力を入れていることが影響しているようです。
そこで今回は韓国 アイドルがレベルの高い理由について調査、まとめていきます!
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韓流ブームによる経済効果は4兆円越え!
毎日新聞が2023年7月10日に報じた記事によると、韓国経済が2017~21年における「韓流ブーム」を受けた経済効果(生産誘発額)によって、37兆ウォン(約4兆380億円)に上ったそうです。
経済効果の背景にあるのはエンタメ強化
これほどの経済効果を生んだ背景にあるのは、世界的人気グループとなった「BTS(メンバーの徴兵により活動休止中)」をはじめとした韓国 アイドル(K-POP)人気と、動画配信サービスの普及による、世界からの「韓流ドラマ」への関心の高まりなどです。
韓国 アイドル(K-POP)はなぜ人気?
日本では韓国 アイドルやアーティストに注目が集まり、メディアでも大きくとりあげられています。
K-POPが人気となった理由としてあげられるのは、無料で、世界中の誰もが触れられることが挙げられます。YouTubeでは、MVがフルバージョンで観られるだけでなく、ダンスにフォーカスした動画なども公開されており、SNSでも、写真や動画を視聴できます。そしてその動画を見てダンスを真似して“踊ってみた”という動画投稿がなされ、さらに興味の幅が広がっていく、と言う好循環が生まれたようです。
韓国のテレビ番組の構造がSNS強化に
韓国では、日本ほどアイドルやアーティストの素顔をテレビで観る機会がありません。そのため、発信の手段としてSNSを用いたことが、結果的に世界への進出にもつながったのだと言われています。
国策としてのエンタメ強化
韓国は国策としてコンテンツ産業の輸出振興にも力を入れてきました。そしてそれが芽吹き、花が咲いている状況となっています。
方向転換のきっかけはアジア通貨危機
韓国がエンタメに力を入れるきっかけとなったのが、1997年に発生したアジア通貨危機に端を発した経済危機だと言われています。
1998年に大統領に就任した金大中氏が韓国経済を復興させるため、コンテンツ産業を国家の基幹産業の一つとして育成し、国家戦略として発展させていくための法制度や支援体制を作るため、「文化大統領宣言」をしました。
国策として多額の投資を実施
1999年に「文化産業振興基本法」を制定し、2003年までに約500億円規模をコンテンツ産業に集中投資する「文化産業振興基金」を設立しました。
さらに2001年には「コンテンツ・コリアビジョン21」が制定され、デジタルコンテンツ産業強化を目的として2003年まで約820億円の追加資金の投入を決定するなど、4年間で合計約1300億円の資金が投下されたのです。
高額の収入を狙う若者が増加
政府による巨額投資などにより、韓国の国内では「コンテンツ産業は稼げる」という認識が定着しました。そして巨額の報酬を狙ってコンテンツのつくり手が増えていきます。その結果、良質なエンタメコンテンツの数が増え、韓国国内にも外国からお金が入ってくるという良いサイクルが出来上がっていきました。
最後に
今回は世界を席巻する韓国 アイドルがレベルの高い理由について、韓国の国策も照らし合わせながら紹介してきました。
元々美容大国として知られる韓国。その人たちがエンタメとしてアイドルなどのコンテンツに注力してきた結果といえます。
今後も良質なエンタメコンテンツを輩出し続けてくれるでしょうし、韓国エンタメ海から目が離せませんね!離せませんね!