近年よく耳にするようになった「フリースクール」ですが、ネットで検索すると「フリースクール やばい」といったキーワードが出てきます。数年前に「放課後等デイサービスはずるい」といった風評がたったことがありましたが、気になったので、この「フリースクール」についてまとめてみました。
Contents
フリースクールとは?
フリースクールとは、何かしらの理由で不登校となってしまった子ども達向けの支援施設であり、不登校になってしまった子ども達の貴重な居場所になる重要な施設です。
フリースクールでの過ごし方
- 日中の時間が過ごせる
- 学習や社会経験ができる
- 人と接することができ、悩みの相談やケアを受けることもできる
フリースクールのタイプ
- 学習支援タイプ
- 資格取得タイプ
- 相談・居場所タイプ
上記のようなタイプの施設があります。
フリースクールの特徴
- 入学資格を設けていません。
- 異なる年齢・年代の子どもが集まっています。
- 決まったプログラムやカリキュラムがありません。
- 授業内容は学校教科の学習ばかりではありません。
- 他者と交流しながらも、自分のやりたいことを自由に学ぶことができる場所であることが多いです。
フリースクールは何がやばいの!?
それでは、フリースクールのやばい部分とは一体どんな部分なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
経済的な負担がフリースクールはやばい
フリースクールは公的機関ではないため、公立の小・中学校とは違い公的な支援がありません。個人や民間企業、NPO法人が運営しているため、団体や施設によって異なるものの、費用は全て保護者の自己負担となります。自己負担額は平均33,000円程度と言われています。公立は基本無料なので、月の平均負担が33,000円増えるのはかなり大きいのではないでしょうか…。
出席日数がつかないところもありフリースクールはやばい
小学校・中学校は、公立であれば出席日数が足りずに留年といったことはありませんが、学区外の私立中学校へ進学したい場合や高校生の場合、出席日数扱いにならないフリースクールでは、進路の選択肢が減ってしまったり卒業証書が貰えないといった事態が起こりえます。
フリースクールの数がやばい
さまざまなフリースクールはあるものの、全国に500ヶ所くらいだと言われています。この数字を見ると多く感じるかもしれませんが、実際に子ども達の状況にあったフリースクールを選ぼうとすると、数が足りないという状況になってしまうのです。
まとめ
学校以外の選択肢として、不登校の子ども達の貴重な居場所となるフリースクールのやばいは、上記のような「やばい」だということがわかりました。2023年時点での、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人であり、前年度の244,940人よりも22.1%も増加し、過去最多となったそうです。今後もきっと増えていくであろうフリースクールについて少しでも理解を深めていただけたら嬉しいです。